浮気調査専門の探偵と興信所が行う調査方法の実態に迫る

■浮気調査の方法

ターゲットの行動調査

依頼者から浮気調査を発注されたら、調査員はターゲットの行動調査を行います。
浮気調査を依頼してくる人の中には、確証はないものの浮気しているのではないか？という不安や疑惑がぬぐえないままモヤモヤした日々を送っており、たまらず探偵に依頼したという人も多くいらっしゃいます。

女性の脳は変化に敏感で、パートナーの微妙な変化にすぐに気づきます。
浮気をしていれば、必ず変化がうまれます。
どれだけ演技が上手な人や、浮気慣れしている人でも完全に隠す事は出来ません。

浮気の確証がないのであれば、まずは探偵がターゲットの行動調査を行い、行動範囲や人間関係を調査して浮気しているのかどうかを確かめます。

残業や上司との飲みだと言いつつ、仕事の後はホテルへ直行している人もたくさんいます。
後は説明するまでもなく、浮気相手との情事を楽しんでいるわけですが・・・

浮気相手とセックスしたのであれば、ほぼ間違いなくホテルでシャワーを浴びます。
よって、仕事帰りのはずなのに顔や体に油分がなかったり、さっぱりしています。
また、妙に優しかったりするという変化に奥さんなら気づくはずです。

そこからは探偵の出番です。
行動調査で浮気している事がわかれば、あとは浮気証拠を掴むだけです。

浮気相手の素行調査

浮気相手の調査も行います。
ＧＰＳ機材でターゲットの行動を把握できたら、追跡し浮気相手を把握をします。
ターゲットが浮気性であれば、浮気相手はひとりとは限りません。
もし、複数人いる場合はその分調査費用も調査日数もかかるので、料金に関しては契約前に確認しておく必要があります。

ただ、その場合は浮気相手が1人しかいない人と比較すると、慰謝料が高額になる可能性があります。
慰謝料というのは、被害を被った精神的な苦痛に対しての賠償金を指します。
よって、浮気された側の心理的なダメージが大きいほど、慰謝料の金額も大きくなるのです。

ターゲット・浮気相手に関する情報得る手段としては聞き込み、もしくは探偵の独自のパイプを使って浮気情報や人物像、表には出てこない裏情報を入手したりします。

行動範囲がわかれば、浮気場面の目撃者に聞き込みを行い、不貞行為の情報を入手する事もあります。

浮気証拠を入手する

尾行や張り込み、聞き込みなどでターゲットと浮気相手を特定したら、決定的な浮気証拠をつかみます。
ラブホテルへ浮気相手と出入りする瞬間を撮影するのが最有力情報です。鮮明な動画なら尚良です。

ただ、ホテル内での張り込みや撮影は非常に難しく、エレベーターで移動されたりすると調査員も同じエレベーターに乗り込まなければ見失います。

フロントは奥さんであっても、旦那さんの部屋番号を教えてはくれません。
個人情報の守秘義務がありますし、奥さんでもこのような行為を行えばストーカー規制法で逮捕される可能性も出てきます。

探偵はターゲットの隣の部屋に宿泊し、浮気証拠をつかむチャンスを狙う事もあります。

中には時間をずらしてホテルに入る人もいます。
浮気証拠をつかまれないようにするためです。
しかし、浮気相手と一晩過ごしている事実さえわかれば、言い逃れは出来ません。
動画や写真でその時間にそのホテル内にいたことや、浮気相手と同じ部屋に長時間いたことがわかれば言い訳をすることは不可能です。

補助証拠を入手する

探偵が奥さんに依頼し、補助証拠の入手を協力するようお願いされる事があります。
いわゆるセルフ浮気調査と呼ばれる浮気調査です。

たとえば、旦那さんのメールや通話履歴、ライン履歴を確認してもらったりして浮気状況を把握するわけです。

会う日時や、場所までわかっていれば、あとは探偵が張り込みます。
デートしているところや、路上キス、ホテルに出入りしているところを証拠として押さえます。
補助証拠から有力証拠につなげる手法です。

■まとめ

浮気調査は上記のようは方法で行われます。
ターゲットと、浮気相手を調べつくし、言い逃れ出来ないような浮気証拠を手に入れます。
場合によっては、奥さんに協力を依頼し、浮気する日時や場所といった情報を手に入れ、待ち伏せする方法なども行います。

逆に言うと、興信所に依頼する前にターゲットの浮気情報をある程度つかんでいれば、それを探偵に伝えるだけで調査日数も調査費用も大幅に減らす事が出来ます。

浮気相手の情報までつかんでいるのであれば、ターゲットの行動調査や、浮気相手の素行調査といった過程を飛ばす事も出来ます。
無理して個人で浮気証拠を入手しようとする行為は危険ですが、簡単に手に入る状況であれば、探偵に依頼する事も踏まえて情報を時系列にまとめておくとわかりやすいです。

探偵が裁判で使用する調査報告書の素人版と言えばわかりやすいでしょうか？
わかる範囲でノートにわかりやすくまとめておくと、探偵も動きやすいです。

有力証拠がつかめさえすれば、あとは離婚するなり、話し合って和解するなり、別居するなり、選ぶのは当人同士の問題になってきます。
そこに至るまでのサポートをするのが探偵の浮気調査業務になります。