セックスレスが増えているのはホント!?
まずセックスレスは本当に増えているのか調べてみましょう。
ここでは日本性教育協会の調査による、信憑性のあるデータとともに検証していきます。
日本性教育協会では定期的にセックスレスに関する調査を行っていて、2004年からデータがあります。
その調査によると2004年のセックスレス(1ヶ月以上セックスをしていない婚姻関係にある男女)は31.9%となっています。
そして2014年になると、その割合が44.6%までアップしています。
こういった真面目な調査機関でも、セックスレスが増えているというデータが出ているのでセックスレス化自体は間違いないようです。
そして次に気になるのが、なぜセックスレスが増えたのかということ。
その理由について、朝日新聞が調査を行っています。
「婚姻関係のある男女がセックスに際して積極的になれない理由」というアンケートがあり、2014年の調査結果では、下記のような理由が男女でそれぞれトップになっています。
男性の理由1位:仕事で疲れている 21.3%
女性の理由1位:めんどくさい 23.8%
この数値を2001年と比較すると、「仕事で疲れている」が15.7%から21.3%と大きくアップしています。
近年は仕事に精を出す男性が増えていて、セックスまで体力が持たないというのも理由の一つかもしれませんね。
セックスレスが増えてしまった他の要因とは
上記データでは単純に、仕事で疲れてしまった男性が増えて、その結果セックスレスに繋がってしまっていると言えます。
しかし、それ以外のデータも気になる部分があります。
それは、「家族(肉親)のように思えるから」という理由の割合が増えたこと。
特に男性はその割合の変化が顕著で、2012年は2.6%だったのに対し、2004年は10.1%までアップしています。
つまり、「家族のように思えてしまって異性としては見られない」という男性が増えたということでしょう。
また女性も、2012年の4.2%から5.4%へわずかではありますが、アップしています。
この数値は浮気という観点から考えると、危険信号。
「妻(夫)はもう異性として見れないから、他の異性で性欲を満たす」という考えに流れているとも言えます。
この考えを考慮すると、子供が出来た後も浮気の危険性があると言うことですね。(芸能人でも子供が出来た後に浮気が発覚したケースもありますからね・・・。)
生活環境の変化も影響!?
近年になって、不倫願望の人が増えたということもありえそうです。テレビや雑誌などの影響もありますからね。
しかし現実問題、生活環境が昔と変わっていなければそこまで不倫願望の人は増えないはずでしょう。
ただ今は、昔とは明らかに違う生活環境になってきました。それは、専業主婦の割合と共働きの割合。1995年を境に、専業主婦と共働きの割合は逆転し、2016年の今では大きな差がついています。2016年は共働き世帯が1129万世帯。一方、専業主婦世帯は664万世帯にとどまっています。つまりそれだけ「外で働く女性が圧倒的に増えた」ということです。
その結果、
2、いろんな人との出会いが生まれる
3、異性との交流も生まれる
4、不倫に繋がる
という機会が増えたのは間違いないでしょう。今や夫の稼ぎだけに頼って生活するという方が、少数派になってきています。女性に対する雇用も増えていますから、この流れは今後しばらく変わることはないでしょう。
不倫・浮気を防ぐには
お互い、結婚してからも出会いの場に身を置く機会が多くなっているのが現状です。そうなると、互いの魅力が失われたときが特に危険です。周りに素敵な異性がいたら、ついついそっちに流れてしまう可能性は十分あります。「自分自身を磨くことが不倫防止につながる」という意識を持つことが大切ですね。
本当に浮気を阻止するなら、四六時中相手を監視するしかありません。しかし現実問題、そこまで自分だけで対応するのは不可能でしょう。
自分を磨いて、相手と常日頃から綿密にコミュニケーションを取り、互いの距離をいつまでも近くに感じるようにしてください。
不倫理由の実態まとめ
以上、不倫の原因はセックスレスが多いのか検証してみました。実際問題、セックスレスの夫婦が増えているので、確かにそれも一つの要因かもしれません。
ただ、実際にはそれ以外にも生活環境の変化や互いのコミュニケーション不足なども影響していると考えられます。特に共働きの方は、今まで以上に相手のことを常に気にかけるという意識を持ちたいですね。