スマホだけじゃない!浮気を見抜くチェックポイント
浮気のチェックでは、【簡単に実行可能なもの】、【条件が揃えば実行可能なもの】、【実行が難しいもの】があります。
まずは簡単に実行可能なものから確認していきましょう。
また証拠を見つけたときは、写真や動画をとっておきましょう。
裁判で認められる有効な証拠ではないものの、状況証拠として有効になる可能性があります。
簡単に実行可能なもの
- ソーシャルメディアのアクティビティのチェック
- 財布やバッグをチェック
- クローゼットのチェック
- 車の助手席のチェック
- パソコンの検索履歴をチェック
- 残業もしくは土日出勤、出張の回数の増加
SNS全盛期の今、男性であっても、instagram、X(旧twitter)、Facebook等のSNSを利用している可能性はあります。
パートナーのSNSアカウントを知っていれば、SNSを確認することでパートナーの行動に変化がみられる可能性があります。
パートナーのアカウントを知らない場合は、共通の知人から探してみてはいかがでしょうか。
パートナーのアカウントをどのように調べるかは、パートナーの携帯電話がロックされているかどうかによっても難易度は異なります。
例えば、パートナーに携帯電話のパスワードを教えてもらっている、もしくは、そもそも携帯電話にロックがかかっていない状態であれば、パートナーが席を離れた時にinstagramのアプリを開くことで、メインアカウントの行動内容も分かります。裏アカウントがある場合はアカウント切替で容易にわかります。
X(旧twitter)も同じく、スマホアプリを開いた後にまずは行動をチェックし、その後、裏アカウントがあるかもしれませんので、アカウント切替で確認してみてください。
パートナーの携帯電話を直接見れない場合は、地道に探すしかありません。
メインアカウントであれば見つけることができるかもしれませんが、裏アカウントの発見は容易ではありません。鍵付きアカウントであればもっと難易度は上がります。
鍵付きアカウントがパートナーのものだと判断できるのであれば、自分も裏アカウントを作り、怪しまれない程度に投稿し、パートナーのアカウントにフォローリクエストをしてみましょう。
この時、性別を変えるとボロが出るかもしれませんので、性別を変えずにSNS上の性格を変えてアプローチするほうがうまく行きます。
フォローリクエストが許可されて初めて、パートナーの行動履歴が見れるので時間もかかります。
ただ、こちらのSNS等を調べる方法ですが、ロックがかかっていない携帯電話であれば、ギリギリ違法性を問われることはありませんが、 パスワードを不正に入手し、勝手にアクセスすると違法性が高まりますので要注意です。
不正アクセス禁止法
不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)は、不正アクセス行為や、不正アクセス行為につながる識別符号の不正取得・保管行為、不正アクセス行為を助長する行為等を禁止する法律です。
識別符号とは、情報機器やサービスにアクセスする際に使用するIDやパスワード等のことです。不正アクセス行為とは、そのようなIDやパスワードによりアクセス制御機能が付されている情報機器やサービスに対して、他人のID・パスワードを入力したり、脆弱性(ぜいじゃくせい)を突いたりなどして、本来は利用権限がないのに、不正に利用できる状態にする行為をいいます。引用元:総務省
SNSはアクティビティを掲載するほか、メッセージのやり取りも可能です。SNS上のやり取りを勝手に操作することは違法性が高いです。
ダイレクトメッセージに浮気の決定的な証拠が残っている場合、思わずカッとなって操作等をしてしまいたくなるとは思いますが、一旦冷静になり、後々自分が不利にならないようにしてください。
その他、携帯のロックがかかっていない場合はLINEなどのアプリでのやり取りを確認することで浮気の事実がわかったり、仮に浮気まで至っていない状態であっても相手との関係性が明確にわかります。
LINEの他、Gmail(メール)、chatwork(チャットワーク)やSlack(スラック)などのコミュニケーションツールも確認すべきポイントです。画像も送れるため効率的な情報収集が期待できます。
また携帯が確認できるのであれば、スケジュールも要チェック項目です。
ただし、スマホが見れるからといって、いくらパートナーであっても携帯の位置情報アプリを許可のなくダウンロードするのは違法です。
情報収集を求めるあまりに違法な手段を取らないように気を付けてください。
不正指令電磁的記録供用罪
情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年法律第74号)が平成23年6月24日に公布され、改正法により、刑法に新たに「不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪」)」が設けられ、同年7月14日に施行されました。
この法律により、いわゆるコンピュータ・ウイルスの作成、提供、供用、取得、保管行為が罰せられることになりました。
引用元:警視庁
財布やバッグの中身は比較的確認しやすいですし、違法性に問われるリスクも低いです。
パートナーの趣味と異なる持ち物をいくつか保有していないか、レシートや領収書に買いそうにないものや、避妊グッズ等、普段購入しないようなものはないかを確認してください。
クローゼットの中身も確認しやすいです。
パートナーの好みでない服はないでしょうか?
パートナーが自分で買うケースもあるかと思いますが、明らかに今までの趣味と異なる場合は疑った方がよいかもしれません。
浮気に車を使用している場合は、異性の痕跡を発見しやすい場所といえます。
助手席や車内に家族以外の髪の毛が落ちていないかを確認してください。
女性の髪の毛は色や長さから家族のものかそうでないかが判断しやすいです。
その他、助手席の位置が変わっているとか、ヘアゴムやピアスなど小さなものは落ちていないでしょうか。
もちろん、浮気の証拠に繋がるものを除外するために車の洗車や掃除が急に増えるケースもあります。
普段からこまめに掃除していない方が急に変わったら浮気の兆候と見てもよいでしょう。
自宅で共用のPCがあれば、検索履歴をチェックしてください。
パソコンを使った形跡があるのに、直近の検索履歴がない場合や、反対に検索履歴がまったくない場合はかえって不自然です。
条件が整えば実行可能なもの
- 帰宅時の匂い(香水やボディソープ)のチェック
- カード明細、銀行の取引履歴のチェック
- カーナビの検索履歴のチェック
浮気していると、浮気相手の匂いが移ることがあります。
パートナーの帰宅時に香水やたばこの臭い等はないでしょうか?
その他、浮気を行っているのであれば、ホテルのボディソープの香りがついている可能性もあります。
仮に匂いがなかったとしても、夏なのに汗っぽくない等のヒントがどこかにあるかもしれません。
カード明細や銀行の通帳履歴はネット銀行やペーパーレス化が進んでいるので昔ほど容易に取得することはできません。
紙で発行しているのであれば、支払った店名等の情報を確認してください。
普段買わない店や飲食しない店がある場合は、要チェックです。
カーナビの検索履歴はパートナーとご自分の乗る車が異なる場合は調べるのが難しい場合もあります。パートナーの車を使うだけの合理的な理由を用意しておき、確認できた場合には効率的に情報収取できるようにみるべきポイント、確認すべきポイントをあらかじめ決めておきましょう。
(例)パートナーの車を借りる合理的な理由
ガソリンの安いところ見つけたから入れてきてあげようか?
ちょっと自分の車がバッテリーが上がり気味で、途中でエンジンかからなくなったら怖いから車をかして。
ママ友とコストコ行きたいんだけど、軽だと荷物が全然載らないから、車を貸してほしい。(パートナーが大きな車に乗っている場合)
実行が難しいもの
- 尾行
- GPSトラッカーの設定
- 携帯電話のチェック(指紋認証方式/FaceID方式)
- ボイスレコーダーの設置
実行が難しい項目は実行できたとすると、浮気のチェックというよりは決定的な証拠が見つかる可能性が高いです。
ただ、どの項目も容易ではありません。
まずは尾行です。
素人で相手にバレずに尾行するのは思った以上に難しいです。
人込みの中であっても、見知った顔は目に入りやすいです。
帽子やサングラスである程度変装はできるかもしれせんが、パートナーの行く先々で同じ格好している人をみたら一目でおかしいと気づかれてしまいます。
これは友人の力を借りても簡単ではありません。
結婚式の二次会や子供の授業参観等、友人がパートナーとどこかで顔を合わせている可能性はゼロではありません。
会ったことのある人は総じてバレやすいです。
またいくらパートナーとはいえプライバシーの侵害に当たる行為は違法となります。
令和3年からストーカー規制法が強化されているので、本来ここにいるとは知らないはずの場所をうろうろしている等の行為は違法性を問われることがあります。
ストーカー規制法
R3年6月15日から
・住居や会社・勤務先など、普段いる場所の他、パートナーが実際にいる場所の付近を見張ったり、押しかけたり、みだりにうろつく行為が規制の対象になります。
R3年8月26日から
・パートナーの許可や承諾がなくGPS機器等で位置情報を得る行為やGPS機器を取り付ける行為が規制の対象となります。
GPSトラッカー(GPSロガー・GPS発信機)は設置できさえすれば浮気チェックに役立ちます。
発信機には強力な磁石が内蔵されているので、パートナーが車を使って移動する方ならどこに行っているかの当たりをつけることができます。
長時間車が止まっている場所がラブホテルの所在地であれば浮気している可能性は非常に高いです。
GPSトラッカーで精度の高いものはそれなりの価格がします。(1-3万くらい)
しっかりと利用したいのであれば、仕事用で使っている鞄に縫い込む等が望ましいですが、非常に難易度は高くなります。
夫婦の共有の財産である家や車であれば、GPSの設置や盗聴器の設置はギリギリ適法となります。
大人であれば一人1台は持っている携帯電話・スマホは浮気の証拠がたくさん詰まっていることでしょう。
中身を確認できたら浮気しているかどうかは一目瞭然です。
ただ、情報が詰まっているだけに、何かやましいことをしている方に限らずパスワードを掛けている方は多いです。
携帯電話のパスワードロックの方法がFaceID方式ならパスワードを解除することはできません。
FaceIDは外見の3Dを読み取ってるので写真では解除はできませんし、目を開いて携帯電話を見る必要があるため、パートナーが寝ている隙に寝顔で解除することもできません。
一方、指紋認証方式であれば、パートナーが寝ている隙に1本ずつ試してみると解除できる可能性はあります。
ただ、この方法は違法性が高いので、仮に解除できた場合にご自身の指を追加で登録しアクセスした LINEの内容を復元や転送したりすると、不正アクセス禁止法等に該当してしまう可能性があります。
ボイスレコーダーの設置はパートナーの私物に仕掛けるとプライバシーの侵害に該当する可能性があります。
そもそもどこで浮気をするかがわからない場合は、設置場所の問題の他、内臓電池の持つ時間や保存データ容量などの問題もあります。
パートナーと別居している場合には、別居しているパートナーの家に設置することも考えられるかもしれませんが、不法侵入(正確には住居侵入罪)に該当する可能性が高いです。
住居侵入罪とは正当な理由がなく人の住居などに侵入する犯罪です(刑法第130条)
実行が難しい項目は、実行できたとして違法性に問われる可能性が高いです。
違法な調査をせずに浮気の証拠を発見するには?
上記で浮気のチェックをしたときに、ある程度当てはまりそうと感じたときはパートナーは浮気をしている可能性が高いです。
浮気しているから証拠を取りたいと思うのは当然なことだとは思いますが、裁判で有効な浮気の証拠を取ることは素人ではかなり難しいです。
裁判で有効な証拠資料の一つとして、2回以上の不貞行為の事実を明らかにする写真の提出があります。
具体的にはラブホテルの入りと出の写真を撮ることですが、カメラの技術もなく、張り込みをしたことのない人にはほぼ不可能です。
また例え夫婦間であっても、GPSの利用、尾行、ボイスレコーダーの利用、SNSやメールの確認は違法の可能性を指摘される恐れがあります。
夫婦間であっても、ストーカー規制法や不正アクセス禁止法が適用されるからです。
もし、自分で浮気の事実をつかんだとしても、パートナーの浮気相手の名前・連絡先などを特定することも素人では難しいです。
情報収集を焦るあまりパートナーに問い詰めてしまったとか、普段しないような質問をしがちです。
おかしいと思われてしまった時点で、頻繁だったパートナーの行動が控えられ、浮気の証拠をつかむのが絶望的となります。
その他、下記の行為は法的な不貞行為には該当しないので、要注意です。
- キス
- デート
- 一度きりの肉体関係
素人では1日中尾行できませんし、何よりラブホテルに入ったからといってパートナーと浮気相手がでてくるまで待つこともできません。ラブホテル付近でうろうろしていたら不審人物だと通報されてしまうことでしょう。
よって、ご自分で確認できるのはパートナーが浮気をしているかどうかのチェックをすることまでと考えたほうがよいです。法的にも有効な浮気の証拠を掴むには浮気調査のプロである探偵事務所に依頼するのがおすすめです。
パートナーの浮気チェックを行い、いつ・どこで浮気相手と会うのかが分かっていると、浮気調査の料金はぐっと下がりますし、浮気調査の成功率も高くなります。
チェックによる精度の高い情報収集が非常に重要です。
まとめ
パートナーがご自宅で浮気していて、たまたま浮気の現場に遭遇した時は決定的な証拠になりますし、相手も言い逃れはできません。
それ以外のケースだと、素人考えで得た証拠は裁判には使えないこともしばしばあります。
パートナーに反省を促し二度と過ちを犯してほしくない、浮気相手にもぎゃふんと言わせたい場合の他、離婚をしたいから慰謝料(慰謝料を含めた財産分与や養育費など)を多く請求したい場合には、裁判で必要な証拠が求められます。
裁判で勝てる証拠を取ろうと思うと、素人ではどうしても違法性のある手段を取ってしまいがちです。
裁判には法律に抵触することのない証拠が必要です。
そのような証拠を得るためには、調査や尾行のプロである探偵事務所を利用するのがおすすめです。
探偵事務所といっても、雑な調査をして、証拠を得られないというような探偵事務所では意味がありません。
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