浮気の証拠の例
浮気の証拠とはどのようなものなのでしょうか?
簡単にいうと、証拠とは浮気が本当にあったのか、なかったのかを明らかにする根拠資料を指します。
証拠一例
浮気相手と手を繋いでいるところの写真を撮った
浮気相手とキスをしている写真を撮った
浮気相手との会話をボイスレコーダーで録音した
浮気相手との肉体関係を指し示すラインのスクリーンショットを撮った
浮気相手のバスローブの写真を見つけた
浮気相手と上半身裸の写真を見つけた
GPSで一定の場所にいることを明らかにした
浮気相手とラブホテルから出てくるところを写真で撮った
浮気相手とシティホテルから出てくるところを写真で撮った
浮気相手との電話の履歴を写メで撮った
車に乗ったら、長い髪の毛が助手席についていた。
車に女性のアクセサリーが落ちていた
旦那のYシャツに口紅が付いていた
クレジットカードの利用明細にラブホテルがあった
下着を購入したレシートを発見した
旦那のSNSに知らない女性と仲よさそうに写っていた
車のナビの履歴でラブホテルがあった
浮気は人によって判断基準が大きく異なります。
法律的な判断をすると、浮気は不貞行為があったことを指します。
不貞行為とは簡単に言うと、配偶者以外の異性と性行為をすることです。
なので、浮気の定義については色々な考え方があるかと思いますが(例えば異性と二人でご飯を食べにいくことだったり、キスをすることだったり)、法的に問題になるのは、配偶者以外の異性と性行為をしているかいないかということになります。
裁判に有効とされる浮気の証拠とは「継続的な複数回(2回以上)に及ぶ肉体関係を指し示すもの」です。
よって、手を繋いだり、キスをしている写真は単体では裁判で有効とは言えません。
「手を繋ぐ+ホテルの出入りの瞬間」の写真を撮ったのであれば、有効となります。
またホテルの種類によっては浮気の証拠だと安易に断定できないものもあります。
裁判に有効な証拠
法的に有効な証拠となるものを一つずつ確認していきましょう。
探偵事務所の調査報告書
探偵事務所の調査報告書は法的に有効な証拠と認められます。
探偵事務所は1週間とか、浮気実行の可能性の高い日をピンポイントで尾行することによりホテルの入りと出や、そこに至るまでの過程(例えば、会ってどれくらいの時間でホテルに行ったかなど)を撮影します。
撮影は主に動画で行われますので、日時や時間も全て記録されます。
仮に1回の調査であっても、会ってすぐにラブホテルに行ったとなれば、複数回の肉体関係があることが容易に推測することができるため裁判で有効となります。
仮に配偶者が浮気の発覚を恐れてラブホテルを使わない場合でも、浮気相手の家に複数回出入りしている写真や、シティホテルに何度も出入りしている写真は継続的な浮気の事実となります。
探偵事務所であれば、シティホテルに時間差で入ったとしても、部屋に入る瞬間などを写真に収めることも可能です。
言い逃れのできない証拠として最も有効なものといえます。
写真
ご自身で配偶者の浮気を尾行し、写真を撮ると考える方もいるかと思います。
写真のポイントとしては、撮影日時が記録されている事と、複数回の浮気の証拠を撮る事です。
法的に有効な例
性行為の写真
性行為に類する行為の写真
ラブホテルへの出入りの写真(入りと出を両方ともに撮ることが大切です)
浮気相手との上半身裸の写真
シティホテルへの出入りの写真(数回)
合わせてシティホテルはビジネスシーンでも使われることから部屋に招き入れる写真があればより強力な証拠となります。
浮気相手の自宅への出入りの写真(数回)
ラブホテルと違い目的が判然としないため言い逃れする可能性がありますので、複数回に及び浮気相手の自宅に通っている写真が必要です。
浮気相手との二人での旅行写真
注意点としては浮気が行われるのは夜であることが多く、カメラに詳しくなければはっきりとした夜間撮影が難しいです。
慣れない尾行で配偶者にバレることもあり、法的に有効な写真を2回以上撮ることは容易ではありません。
また、盗撮など法律を犯して取得した写真は証拠としては認められません。
動画
ご自身で証拠を押さえるのであれば、ビデオ撮影が一番簡単かつ有効な手段です。
動画であれば、カメラのピントを合わせることも不要ですし、ホテルの入っていく瞬間、出ていく瞬間、そしてその時間差からどのくらいホテルに滞在していたのかが容易にわかります。
よって、証拠として非常に価値が高いと言えます。
法的に有効な例
性行為の動画
性行為に類する行為の動画
ラブホテルへ出入りの動画
シティホテルへの出入りの動画(数回)
浮気相手の自宅への出入りの動画(数回)
浮気相手との二人での旅行の動画
ただ、盗撮や不倫相手の家に不法侵入してビデオを設置すること等、法律を犯して取得した動画は証拠として認められません。
音声(ボイスレコーダー)
ボイスレコーダーも浮気行為を明らかにすることができるので価値が高いと言えます。
声で誰が話しているかを特定することも可能ですし、会話の内容から浮気相手との関係の深さ、肉体関係の有無、名前までわかる場合もあるからです。
ただ、盗聴器と同じように浮気相手の自宅に不法侵入し、コンセントや家電に盗聴器を仕掛けたりすること等、法律を犯して取得した音声データは証拠としては認められません。
LINE、メール、手紙
浮気相手とのLINEやメールのやり取りも証拠として有効になりえます。
最近では手紙を送る人はめったにいないとは思いますが、手紙も有効な証拠になりえます。
法的に有効な例
LINEやメールで性行為に及んでいることが分かる内容のやり取り
浮気相手を自宅に誘っている内容のやり取り
浮気相手に対して、「二人で旅行に行こう」や「楽しかったね」、「また行こうね」といった文面
何度も性行為をしていることが分かる文面
もし配偶者の携帯等から決定的な文面を見つけたとしてもスクリーンショットは避けた方がよいです。
スクリーンショットは加工がしやすく改ざんしていることが疑われかねないからです。
その決定的な文面を写真で撮りましょう。
またメールの場合は送受信の日時も大切なポイントになります。
手紙の場合はコピーしておきましょう。
SNS、ブログ
Facebook、Instagram、twitterを始めとするSNSやブログも証拠として有効になる場合があります。
ただ、どの媒体であっても、ツーショット写真であったり、裸同然の写真であったりと性行為がわかるもの、性行為をにおわすものでなければなりません。
また、浮気相手や配偶者本人のアカウントでない場合、証拠としては弱いと言えます。
示談に向いている証拠
法的に有効とは言えないまでも、配偶者に浮気を認めさせることや、示談で解決することを目的とする場合には有効な証拠です。
GPS
現在のGPSは精度も高く、調査する場所が入り組んだ場所や電波のさえぎられるような場所でないならば、かなり正確に場所を特定することができます。
GPSはログの取れるものも出ているため、どの場所にどれくらいの時間いたのかが明確にわかります。
ずっととどまっている場所が、ラブホテルや住宅街なら浮気をしている事実になります。
ただ、法的に有効かどうかと言われると、その本人が確実にいると判断できない(例えば車に仕掛けたものの誰かに貸していたとか、荷物を同僚に運んでもらっていた)場合もあり、裁判での証拠としてはやや弱いです。
とはいえ、GPSの記録は浮気している本人にしてみれば言い逃れのできない証拠ですので、浮気の自白を引き出すことに繋がりやすいです。
クレジットカードの明細
クレジットカードの明細でホテルや旅館などの使用履歴は浮気の証拠として有力です。
その際はホテルや旅館がどれくらいの頻度で使われているかも合わせて押さえておきましょう。
宿泊施設の明細でなくても、高額なアクセサリーや下着、避妊具やアダルトグッズ等の購入履歴も浮気の痕跡になりえます。
とはいえ、最近ではクレジットカード明細はWEB明細にすることができるので、浮気の痕跡をクレジットカード明細から見つけることは困難になってきています。
そんなときにはクレジットカードを利用したときのレシートでも十分に代用ができます。
配偶者の浮気を疑っているときにクレジットカードのレシートがごみ箱に捨ててあったら、後の証拠になる可能性がありますので取っておきましょう。
まとめ
法的に有効な浮気の証拠は、簡単に言えば一目で浮気したことが分かるもの、そして継続的に浮気行為が行われていることが分かるものです。
浮気行為をしていたであろうことは分かっても、それが確実であると言えないものは法的には有効になりにくいものの示談や配偶者の浮気の自白に有効です。
ここまで読んで頂ければわかるように法的に有効な浮気の証拠は、何かの拍子に浮気している本人から見つかるケースを除き、決定的な証拠を複数回押さえることは非常に難しいと言えます。
確実に法的に有効な証拠を押さえるのであれば、プロである探偵事務所に依頼するのがよいでしょう。
費用はかかりますが、調査報告書には時系列で浮気の証拠となる写真が収められています。
分厚い調査報告書には、継続的な不貞行為の証拠が記載されているため、浮気の証拠としてはこれ以上ないほどのものと言えるでしょう。
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