まずは相場を理解しておく
自分が依頼するケースを想定し、世間的にはいくらぐらいで収まっているのか調べましょう。
まずは考えられるシチュエーションを何パターンか検討します。
パターン1
夫の浮気が心配で探偵事務所に依頼。
2日間合計で16時間、2名の調査員で調査。
特に車両による追跡はなく、駅から追跡。
すべての調査に要した平均相場は15万円から25万円程度。
パターン2
妻の浮気が心配で探偵事務所に依頼。
4日間合計で48時間、3名の調査員で調査。
車両による追跡調査を行い、高速道路の使用とガソリンの追加あり。
すべての調査に要した平均相場は40万円から60万円。
ちょっと家に帰ってくるのが遅いという程度でしたら、パターン1の調査で発覚する可能性が高いです。
逆に何か理由をつけて、1日遠くに外出する予定がある場合はパターン2の可能性があります。
「これぐらいの調査時間を要したら、これぐらいの額はいってしまう」という相場を理解しておきましょう。
できる限り自分で調べる
探偵事務所に丸投げするより自分で調べられるところは情報収集しておきましょう。
探偵事務所の調査時間が長引けば、それだけ負担が大きくなります。
例えば自分で調べられることは下記のようなことがあります。(夫が浮気している可能性がある場合)
・夫がよく行くお店
・夫が帰りの遅い曜日
・夫が最近購入したもの
・夫が利用している駅
・浮気相手のものと思われる物
・浮気相手のものと思われるSNS
こういったことは、追跡調査する上で非常に参考になるものです。事前に探偵事務所の方に伝えておけば、調査時間を短縮することができます。
常に夫を張り込むことはできなくても、夫の身辺情報であれば妻でも情報収集できるはずなので、できるだけ自分で行いましょう。
これで1時間でも2時間でも調査時間が減れば、数万円総額が安くなる可能性が高いです。
対象者の行動を制限し、その日に依頼する
例えば、夫の浮気が心配で探偵事務所に依頼するとしましょう。
依頼するときは、夫が怪しい行動を起こしそうな日に依頼する方がほとんどだと思います。
しかしそれだけでは、夫がどんな行動を起こすかわかりません。
ひょっとしたら1日隙を与えてしまうと、どこか遠出する可能性もあります。
そうなると出張費などが加算されることも予想されます。
費用増大のリスクを防ぐには、夫にちょっとした隙だけ見せることがオススメです。
「今日はお友達とご飯を食べに行くから、夜は9時ぐらいに帰ってくる。何か適当に食べておいてくれる?」
このように夫に伝えれば、夫は「今日はちょっとだけ時間があってチャンスだな」と思うはずです。
そうすると浮気相手とご飯に行ったり、ホテルに行ってすぐに帰ってくるということが想定できます。
これなら調査時間を限定することができ、結果的に総支払い額も減らすことができます。
ちょっとしたトラップを仕掛けるのも探偵費用を抑えるテクニックの一つです。
本当に必要な費用か問い詰める
探偵事務所は、依頼者はあまり経験がなく調査や費用に関する知識がないと思っています。
確かに何回も依頼する事ではありませんから、依頼者は探偵事務所の言うこと鵜呑みにする人が多いです。
しかし、探偵事務所は料金のことより成功率をいかに高めるかを、考えて見積もりを出しています。
その結果、必要以上に調査員を用意したり、調査時間をかけようとしている恐れがあります。
例えば、2人もいれば十分な所なのに4人の調査員を動員しようとしていれば調査費用も倍に膨らみます。
だいたい1人につき1時間7000円前後ですから、調査員が4人もいたら2万8000円。
本当にその人数必要なのか問い詰めて、具体的に説明できない探偵事務所は辞めておいたほうが良いでしょう。
あまり値下げばかり意識して調査がおろそかになってしまっては本末転倒ですが、必要以上に費用がかかりすぎていないか、じっくり考えましょう。
まとめ
以上、探偵の見積もりについて紹介しました。
まずは探偵の調査費用について相場を理解しておき、自分で調査を進められるところは進めておきましょう。
また、どうしても料金にこだわりがあるなら調査日数や上限を決めておくのも手段です。
「浮気が特定できなくても、4日以内で調査は終了してもらう」などと決めておけば予算内で収まります。
調査期間の目処を決めておかないと、いつまでもダラダラと調査日数だけ伸びて高額になってしまう恐れがありますので注意しましょう。